

Works
「a-un」(2025)
下北沢ハーフムーンホール
【企画】:女屋理音
【振付・出演】仁田晶凱 女屋理音
【作曲・演奏】家坂清太郎(Drums) 加藤雄一郎(Sax)

Photo:Fukuko Iiyama
皮膚が呼吸するように、その瞬間をすくい上げる。
女屋理音が企画するシリーズ「ー身体と音を探るー」第二弾。 新たにダンサーの仁田晶凱とSaxの加藤雄一郎を迎え、4人が生み出す音と動きの“間”が立ち上がる。呼吸のように一瞬ごとに変容する響きと動きが、交わり、ずれ、共振する中で、個々の境界線をどう超えていけるのか。音楽と踊りの根源的な関わりを探りながら、今ここに在る自身の感覚と対峙した作品。
「a」…ひとつの 「un-」…〜ではない
「朝ぎりの中に」(2025)
彩の国さいたま芸術劇場提携プログラム 彩芸ブロッサム ー身体と音を探るーvol. 1
【振付・演出・出演】女屋理音
【作曲・演奏】:家坂清太郎(Drums)
振付家・ダンサーである女屋理音が、ミュージシャンや他のダンサーを招いて、音楽と身体の関係性を探る企画第一弾。
詩人であった女屋の祖母が詠んだ一編の詩を主題に置き、ドラマーの家坂清太郎と共に、詩に描かれた情景を空間に浮かび上がらせる。 視覚、聴覚、そして震える空気を捉える皮膚感覚に、直接的に働きかける作品上演に挑戦した。
「Pupa」(2023)
シアタートラムネクストジェネレーション vol. 15
ーフィジカルー
【振付・演出】:女屋理音
【出演】Aokid 鈴木春香 畠中真濃 青柳潤 女屋理音
【音楽】DRUMS:家坂清太郎 KEYBOARD:Hanna.
【空間デザイン】藤崎りら

Photo:大洞博靖
-あなたにはなんとなく、どこかで会ったことがある気がして、なんとなく、私たちはひとつだったのかもしれない-
本作のモチーフは“昆虫”。
蛹(さなぎ)を意味する『Pupa』をタイトルに置き、〈内的感覚〉や〈記憶の循環〉に着目した作品。
「エピセンター」(2021)
横浜ダンスコレクション2021 -DEC ダンスコネクション 2021年12月17日、18日 横浜にぎわい座 のげシャーレ
振付・出演:女屋理音
出演:加藤理愛、白井耀、畠中真濃
レジデンス協力:急な坂スタジオ
舞台監督:湯山千景 照明:丸山武彦 音響:田尾優子(アポロ) 映像:須藤崇規
東北の震災から10年半と少し。あの揺れは私の中でまだ残っているようだ。
目を見張るような手際の良さで、物事の輪郭はまっすぐ整えられ、うまいこと仕舞われていく。
私たちはそこからこぼれ落ちた片鱗を拾い集めて、ひとつひとつ確かめる。
揺らぎは排除されるべきものなのだろうか。
自然界の生き物は、植物から人間、そして地球自体まで、常に揺れながらやっとそこに立ち続けているのだと思う。
揺らぎを含んだ輪郭は、時に融合し、時に反発する。
あぁ、あの時言っておけばよかった。いや、言わなければよかった。
(作品ノートより)
「I'm not a liar.」(2021)
横浜ダンスコレクション2021 コンペティションII
横浜にぎわい座 のげシャーレ
振付・出演:女屋理音
良くも悪くも、境界線は曖昧になった。たしかに嘘ではない、嘘ではないけど真実でもない。そんな世界で、確かにそこにあってすがれるものは。カマキリの瞬発力、ダメ押しのデザート、にじんで読めない文字、土足で踏み込む足。
(作品ノートより)


